（前回から続く）楽器を弾く人、特にピアノ系のキーボードを弾いたり、編曲もこなす人は、写譜ペン（シャフペン）をプライベートでも持ち歩く事が多い。

ちゃんとデータをとった訳でもなく、単なる僕の取材記者としての印象から言っている事なので、あまり信用できないが、ワンタッチで4分音符も8分音符も譜面に書けてしまうシャフペンことミュージック・ファウンテン・ペンは、ある意味でとても便利である。

ペン先が柔らかい為、文字を書くのには向いていない、と万年筆売り場の人は、必守注意事項のように言う。

だが、映画の中で観たレオン・ラッセル（Leon Russel）などは、サインを求めるレコーディング・スタッフに平気でそのままサインしたり、五線紙の枠の外に平気でメモをとったりしていた。