Gipsy Kings(ジプシー・キングス)
The Very Best Of Gipsy Kings
(EPIC/SONY MHCP-827)
Volare (The Very Best Of The Gipsy Kings)
(EPIC/SONY ESCA-8035~6)
Estrellas (エストレージャス)
(EPIC/SONY ESCA-6256)
Somos Gitanos (ソモス・ヒターノス)
(EPIC/SONY ESCA-8340)
2001年に発表された熱っぽいアルバムで、バンドの心臓部であるリード・ヴォーカリスト、ニコラ・レイエスのソウルフルな歌声と、トニーノのリード・ギターが円熟の域に入った事を知らせる秀作。
ジプシーの誇りを歌ったタイトル曲「ソモス・ヒターノス」を始めオリジナル曲が大半だが、フラメンコの古典曲「ミ・ファンダンゴ」にも挑戦している。
Roots (ルーツ)
(EPIC/SONY EICP-353)
2004年リリースの、メジャーでのラスト・アルバム。
アメリカの、ジャズ系のプロデューサーで、カサンドラ・ウィルソンやジミー・スコットなどを手懸けたクレイグ・ストリートをプロデュースに迎え、シーンを驚かせたが、内容は、タイトルどおりに、ジプシー・ミュージックのルーツを求めた生々しい音だ。
ライヴとスタジオ録音の音や乗りの差異に悩むジプシー・キングスに、スタジオ・ライヴ的なレコーディングを提案し、それを成功させたクレイグの才能は素晴らしい。
古典の「ファンダンゴ」に触発された3つのオリジナルの「ファンダンゴ」を始めとした各曲、それに、育った地を想像させてやまないジャケットの古い写真のアート・センスが、なんとも魅力的。